こんにちは管理人Hです。

今回は「松の司 ワンポイントアドバイス」ということで、開栓後のお酒の取り扱いについてご案内したいと思います。

朝晩が少し涼しくなり、日本酒が飲みたい季節になってきましたね。

日本酒を買われるときには「買うならガツンと一升瓶」という方や、「冷蔵庫に入る四合瓶をいくつか飲み比べながら」という方など様々だと思います。一升瓶で常温保管であれ、四合瓶で冷蔵庫であれ、美味しく飲み続けていただくために、開栓して器にそそいだ後、もう一度栓をしてから保管される際にして頂きたいことがあるのです。

それが＜瓶口を水ですすぐ＞という一手間です。

 器にそそぐときに瓶口の周りには多少のお酒が付着します。日本酒は糖分を多く含んでいることもあり、そのままにして保管すると、そこに目に見えないカビなどの雑菌が繁殖することが多々あります。次にお酒をそそぐときにこの口元の雑菌との接触が原因でカビ臭などネガティブな香味がお酒に移るケースが多々あります。ともすれば口元の雑菌が瓶の中に入り瓶内のお酒全体が汚染されることも。

僕たちも蔵できき酒をした後は必ずきちんと密栓し、瓶口を水ですすいで酒気を除去するようにしています。

日本酒は思いのほか外的な要因での汚染や酒質の変化が起こりやすいお酒です。まだまだ昼間の気温が高い日もありますので、常温保管の場合は特にこの一手間をかけていただき、毎日美味しいお酒を楽しんでいただけたらと思います。